欧州債:ドイツ10年債、初のマイナス利回り-英国のEU離脱リスクで

更新日時

14日の欧州債市場で指標とされるドイツ10年債の利回りが初めてゼロを割り込んだ。とどまるところを知らない質への逃避の動きから、年限10年以上の国債利回りが既にマイナスとなっている日本とスイスの仲間入りをした。

  欧州中央銀行(ECB)のマイナス金利と資産購入によって低下していたドイツ国債利回りは、世界景気の悪化や、23日実施の欧州連合(EU)をめぐる英国民投票を前に離脱支持派が勢いに乗りつつあることなどを背景に、低下が加速した。

  SEBのマクロ・債券戦略責任者でストックホルム在勤のユッシ・ヒルヤネン氏は「投資妙味があると判断しない限り、このような利回り水準でドイツ国債を買う者はいない」とし、「英国のEU離脱と景気への懸念が安全資産への需要を支えている。不透明感に対するヘッジとしてドイツ国債が買われている」と語った。

  ロンドン時間午後4時23分現在、ドイツ10年債利回りは前日比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下のマイナス0.003%。一時はマイナス0.033%と、ブルームバーグがデータ収集を開始した1989年以降の最低を記録した。同国債(表面利率0.5%、2026年2月償還)価格は0.26上げ104.86。

  ブルームバーグ・ユーロ圏国債指数によれば、ユーロ圏で発行された6兆4000億ドル(約680兆円)相当の国債のうち40%余りがマイナス利回りとなっている。

原題:German Bunds Reach New Milestone as Yield Declines Below Zero(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE