ロボットをインド沖の海中に放出へ-モンスーンの秘密解明目指す

  • 英国とインドの科学者ら、約12億円規模のプロジェクトに挑戦
  • 降雨予報改善しインドの農民を支援することが目標

インドのモンスーン(雨期)の秘密を解き明かす上で、水中ロボットが科学者の助けになるかもしれない。モンスーンの始まりと強さは、人口約13億人を擁するインドにとって食料供給と経済成長の鍵となる。

  プロジェクトを率いる英イースト・アングリア大学によると、研究者らはベンガル湾にロボットのほか、海洋温度や塩分、海流などを測定する機器を放出。他の科学者らは飛行機から測定する。6-9月の降雨に関するモデルを改善し、気象状況を観測するのが目標だ。

  イースト・アングリア大のエイドリアン・マシューズ教授(気象学)は資料で、この800万ポンド(約12億1000万円)規模のプロジェクトについて、モンスーン期間中の観測プロジェクトとしては前例にない規模で、収集データを分析することにより最終的には農家がより適切な作付け時期を決定するのに役立つ可能性があると説明。モンスーンは複雑でほとんど理解されていないと述べた。

  インドでは昨年まで2年間にわたってモンスーンの降雨量が少なく、今年は独立以降で最悪の干ばつの一つに見舞われている上、夏季の猛暑が始まって数億人が被害を受けている。今年は降雨量が増え、被害が軽減すると予想されている。予報方法が改善されれば、インドがこうした天候の変化に、より適切に準備することができるようになる可能性がある。
  
原題:Robots to Dive Into Seas Off India to Unlock Secrets of Monsoon(抜粋)

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