1年で45%下げた世界最悪の株式市場-MSCI組み入れ是非の決断へ

  • MSCIは香港時間15日早朝に決定を発表
  • 上海総合指数は昨年の定期見直し前は7年ぶり高値を付けていた

株価指数に連動して投資する市場参加者は間もなく、世界で最もパフォーマンスの悪い株式市場の銘柄を購入し始めざるを得ないのかを知ることになる。

  MSCIは香港時間15日早朝に、中国本土で取引される人民元建てA株を同社の世界的な株価指数に組み入れるかどうかを発表する。HSBCホールディングスは、組み入れが決まれば最大300億ドル(約3兆2000億円)の資金が当初流入すると試算する。投資家は世界2位の経済規模を持つ中国の企業の株式にアクセスしやすくなるが、上海総合指数は過去1年で45%下落し、今年に入ってからだけで20%下げている。

  MSCIは2013年以降、A株組み入れの是非を検討してきたが、市場アクセスに関する懸念や外国人への投資枠、流動性改善の必要性などを挙げて、最終判断を2回先送りしてきた。

MSCIのヘンリー・フェルナンデスCEO

Photographer: Chris Goodney/Bloomberg

  昨年のこの時期、中国の投資家はもっと熱気にあふれ、高いレバレッジをかけていた。MSCIの定期見直しを前に、上海総合指数は7年ぶりの高値を付け、売買高や証拠金債務が記録的に膨らんだ。その後の同指数の推移は以下のチャートの通りだ。

  上海総合指数の過去1年の騰落率は、ブルームバーグが継続調査する93の株価指数の中で最悪。2番目に悪いのは香港上場の中国本土株の指標であるハンセン中国企業株(H株)指数で、3番目はウクライナの株価指数。MSCIオールカントリー世界指数のこの間の下げは7.7%だった。

原題:MSCI Is About to Make Its Big Call on World’s Worst Stock Market(抜粋)

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