「アップルペイ」、待望のウェブサイト用決済オプション発表

  • サービスはアップルのブラウザー「サファリ」の使用者に限定
  • ペイパルに対する「まさに直接的な攻撃だ」とアナリストは指摘

アップルのモバイル決済サービス「アップルペイ」は近く、ウェブサイト上で利用可能になり、ペイパル・ホールディングスなどの企業のサービスに直接対抗する。

  パソコン「Mac(マック)」やスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」、タブレット「iPad(アイパッド)」上でブラウザー「Safari(サファリ)」を使用するユーザーは今秋から、アイフォーンのセンサーによる指紋認証を通じてオンラインで商品を購入できるようになる。アップルのクレイグ・フェデリギ上級副社長が13日にサンフランシスコで開かれた同社の世界開発者会議で発表した。「アップルウオッチ」を使った認証も可能になるという。

  こうした認証はオンライン詐欺対策で効果が期待され、アップルはインターネット通販業者からの引き合いが増える可能性もある。ターゲットやユナイテッド航空、ルルレモン・アスレティカなどの企業が契約を結んでいる。今回投入する機能により顧客はクレジットカード番号を入力する手間が省け、精算手続きの迅速化や簡素化につながる。この機能はサファリでのみ利用可能で、世界で最も人気の高いブラウザーであるグーグルの「Chrome(クローム)」では使えない。

  レコン・アナリティクスのアナリスト、ロジャー・エントナー氏はインタビューで、買い物客向けのワンクリック決済サービスを提供するペイパルのような企業にとって、このアップルペイの動きは打撃になると指摘。「ペイパルの中核ビジネスに対するまさに直接的攻撃だ」と述べ、「アップルが認証プロセスでより便利な方法を見いだせば、顧客はアップルペイを使い、ペイパルを使わなくなる可能性がある」と予想した。

原題:Apple Pay Introduces Long-Awaited Option for Websites (1)(抜粋)

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