ブラジル株:ボベスパ上昇、世界的株安に逆行-M&A拡大期待広がる

  • ガソリンスタンドを展開するウルトラパスが買収計画発表で大幅高
  • 英国のEU離脱懸念の強まりで世界的な株安

13日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は上昇。世界的な株安となる中、同指数は3営業日ぶりの上げとなった。ブラジル国内でガソリンスタンドチェーンを展開するウルトラパル・パルチシパソンエスが買収計画を発表したことを受けて、同国が1世紀ぶりとなる深刻なリセッション(景気後退)から脱却する中で、企業の合併・買収(M&A)が一段と進む機は熟しているとの観測が高まった。

  ウルトラパルは8カ月ぶりの大幅高となり、ボベスパ指数の上昇に最も寄与した。商品相場が、英国の欧州連合(EU)離脱懸念による下げを取り戻す展開となったことも、ボベスパ指数上昇につながった。鉄鉱石生産のヴァーレなど原材料株も高い。

  ここ2カ月は複数のブラジル企業がM&A計画を発表。ウルトラパルなどそうした企業は、テメル大統領代行率いる政権が財政立て直しと投資家の信頼回復をもたらすとの期待から、ブラジル経済成長の新たな波の中での自らの地位固めを図っている。

  証券会社クレア・コレトラのアナリスト、ラファエル・フィゲレード氏は「大規模で重要な企業がM&Aに目を向けているという事実はブラジルにとって極めて良い兆候だ。われわれは真に新たなサイクルに入りつつあるのかもしれない」と語った。

  ボベスパ指数は前週末比0.5%高の49660.79で終了。指数構成59銘柄中36銘柄が上昇した。ウルトラパルは4.9%高。同社は12日、傘下イピランガ部門が非公開企業アレ・コンブスチーベイスを21億7000万レアル(約660億円)で買収すると発表した。実現には当局の承認が必要となる。ヴァーレは1.8%上昇した。

原題:Ibovespa Dodges Global Worries as Ultrapar Joins Surge in Deals(抜粋)

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