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米国株:続落、FOMCと日銀の政策会合控えリスク回避

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13日の米国株は続落し、S&P500種株価指数は3週ぶり低水準。今週開かれる日米の金融政策会合やEU(欧州連合)離脱の是非を問う英国民投票を控えて、投資家は揺れ動いている。

  この日の値動きは上昇と下落を繰り返す展開だったが、欧州株が約4カ月ぶりの安値で取引を終えると、米国株は下げ足を強めた。ボラティリティを示す指数は前営業日からの上昇幅が昨年8月の大幅安以来で最大となった。この日は素材株、工業株、テクノロジー株が特に下げた。リンクトインは47%の急伸。マイクロソフトが262億ドルで買収すると発表したことが手掛かりとなった。マイクロソフトは2.6%下げた。

  S&P500種株価指数は前営業日比0.8%安の2079.06。ダウ工業株30種平均は132.86ドル(0.7%)下げて17732.48ドル。ナスダック総合指数は0.9%下げた。

Trading On The Floor Of The NYSE As U.S. Stocks Fluctuate Amid LinkedIn Buyout While Fed, BOJ Loom

ニューヨーク証取のトレーダー

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

  ミラー・タバクの株式ストラテジスト、マット・メイリー氏は「金融政策の持続的な効果や世界の経済成長、デフレをめぐる懸念は根強い」と述べ、「英国民投票に注目が集まるだろうが、この先、別の問題にも引き続き目を向けなくてはならない」と続けた。

  シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数 (VIX)は23%上昇して20.97と、昨年12月以来の高水準。2日間の上昇率は昨年8月24日以来で最大だった。VIXが20を上回って取引を終了したのは2月29日以来だった。

Volatility Surges as Brexit Anxiety Builds

  15日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が声明を発表する。市場予測では政策金利は据え置きとなっている。金利先物トレーダー動向によれば、利上げ確率が50%以上織り込まれるのは2017年2月までない。日本銀行も今週、金融政策決定会合を開く。

  この日はS&P500種産業別10指数はいずれも下落した。ブルームバーグ米航空株指数は4カ月ぶりの大幅安。アナリストらは米フロリダ州オーランドの銃乱射事件による短期的な影響に加えて、旅行会社の第2四半期売り上げ減を予測している。アメリカン航空グループは下落した。

  一方、銃器メーカーのスミス&ウェッソン・ホールディングやスターム・ルーガーの株価は上昇。オーランドのナイトクラブで銃乱射事件が起き49人が犠牲となったことを受けて、買いが優勢になった。

  銃乱射事件が起きると、銃器製造業者の株価は通常上昇する。厳格な銃規制法が制定される可能性から、新規制の施行前に駆け込み需要が増えると投資家が考えるためだ。

原題:U.S. Stocks Decline as Investors Shun Risk Before Fed, BOJ Meet(抜粋)

(第2段落を加え、第5段落以降を追加します.)
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