「法を超越した」バンカーを厳重処分-スタンダードチャータードCEO

英銀スタンダードチャータードのビル・ウィンターズ最高経営責任者(CEO)が就任時に発見したのは不良債権ばかりではなかった。少数の上級幹部が個人的利益のために倫理規定を無視し、自分たちを「法を超越した存在」と位置付けていた企業文化を見いだした。

  同行は一部行員の外部企業関連の利害関係や同僚との密接な金融取引、過度の出費をめぐる「最近の逸脱」を受けて、厳重な処分を下しつつある。ブルームバーグ・ニュースが目にしたここ2カ月の一連の社内文書から分かった。同行では法務顧問のデービッド・ファイン氏が中心となり、米連邦捜査局(FBI)やロンドン警視庁、香港警察当局、ニュージーランド情報当局などの出身者を採用し内部調査を強化している、

  ウィンターズCEOは4月の文書で「上級幹部を含む少数の行員が時に個人的利益のために意図的に当行の方針を無視し、同僚とチームに悪い手本を示したことを懸念している」とし、「明らかになった幾つかの事例に、大きな失望と怒りを感じている」と書いている。

  スタンダードチャータードは2012年以降、マネーロンダリング(資金洗浄)防止や制裁法順守の不備を指摘され約10億ドル(約1100億円)の制裁金を支払った。1年前の就任以来、ウィンターズCEOは上級経営陣の多くを入れ替えた。今年4月には、急成長期の同行の管理体制に「緩み」があったと発言している。

原題:Standard Chartered CEO Cracking Down on ‘Above the Law’ Bankers(抜粋)

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