米国株のモメンタムチャートに「買い」シグナル点灯-2009年以来

  • ロイトホルトの超長期モメンタム指標は09年以来の買いシグナル
  • 株価は深く長期にわたり下落し、循環的上昇の準備整う-ラムジー氏

長い間、休眠状態にあった米国株の強気相場が再び目覚め始めた兆候がある。

  楽観派を興奮させているのは、長期にわたる過去のデータと比較した株価の上昇度合いだ。その尺度では、2009年以来初めて「買い」シグナルが点灯している。09年に始まった上昇相場ではS&P500種は15年半ばまでに3倍に上昇した。

  エコノミストは米経済成長率予想を2%弱に下方修正し、企業利益の伸びは見当たらず、S&P500種が過去最悪の1年のスタートを切ったことは投資家の記憶にまだ新しい。それでもこのトレーディングパターンは、株価が一段高となる道筋は明らかだと言う少数の有力ストラテジストの意見に一致する。

  ロイトホルト・ウィーデン・キャピタル・マネジメントのダグ・ラムジー最高投資責任者(CIO)は「もはや弱気相場を予想する声はあまり聞かれない」と述べ、「株式相場は十分に深く、長期にわたって下落し、循環的上昇の準備が整った」と指摘した。

  モメンタム投資はヘッジファンドの損失などが響き、今年に入って損失を出していた。しかし、1年以上の期間にわたる価格トレンドの加速によってもたらされるトレーディングシグナルは強気に転じた。

  株価が現時点で、11カ月前や14カ月前に比べてどれほど速く上昇しているかを追跡するテクニカル指標は、コポック・カーブもしくは超長期モメンタム指標として知られる。ロイトホルトが継続的に算出している同種の指標によれば、5月に買いシグナルが点灯した。1929年以降では95%の確率で買いシグナル通り上昇したという。

 
原題:Stock Bulls Lock on Momentum Flashing First Buy Signal Since ’09(抜粋)

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