元バークレイズ平均的行員、高学歴同僚との違い主張-LIBOR裁判

  • 頭脳明晰な人物ではなく、平均的能力と弁護士が最終弁論で主張
  • マシュー被告を他の被告とひとくくりで扱うことは危険だと弁護士

ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)操作で刑事責任を問われた英銀バークレイズの5人の元行員の一人、ジョナサン・マシュー被告の弁護士は、被告が「平均的な知的能力」の持ち主にすぎず、学歴の高い他の被告らと同列に扱うのを避けるよう陪審に訴えた。

  ビル・クレッグ弁護士はロンドンの裁判所で9日行った最終弁論で、「マシュー被告は正直言って、数学の天才でも頭脳明晰(めいせき)でもなければ、(一流大学から)バークレイズがえりすぐった人材でもない。他の被告とひとくくりで扱うことは危険だ」と主張した。

  大学に通うことなく19歳でバークレイズ入りし、その後昇進したマシュー被告は、プリンストン大学など一流大学の学位を持つ他の被告らとは対照的だと弁護士は述べた。

  マシュー被告は自分が間違いを犯すと、上司だったピーター・ジョンソン被告から日常的に同僚の前で屈辱的な扱いを受けたと裁判で証言した。同被告によれば、12インチの野球のバットで後頭部を打たれたり、トレーディングルームで椅子の上に立たされたり、世界の首都を当てるクイズに答えさせられることもあったという。

  マシュー被告とアレックス・パボン被告、スティリアノス・コントグラス被告、ジェイ・マーチャント被告、ライアン・ライク被告の5人は、2005年から07年までの間にLIBOR操作で共謀した罪に問われ、公判が行われている。ジョンソン被告はLIBOR操作について有罪を認めた。

原題:Ex-Barclays Trader Called ‘Average’ as Lawyer Seeks Separation(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE