再生可能エネルギー、31年に天然ガス抜き米最大の発電源に-BNEF

米国では補助金が支給されなくても再生可能エネルギーが天然ガスを抜き、2031年に主要な発電源になるとの見通しが、ブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンス(BNEF)の分析で示された。風力と太陽光発電のコストが低下するためと説明している。

  BNEFの首席エコノミスト、エレナ・ジアナコポロー氏はこうした米国での発電源の移行について、40年にかけて再生可能エネルギー向け投資が7450億ドル(約79兆600億円)に上り、化石燃料の新規プラント建設向け投資額である950億ドル(推定)を上回るためと指摘。20年以降は、補助金が支給されなくても太陽光と風力の発電能力がガスあるいは石炭よりも割安になると予想される。

  ジアナコポロー氏は10日の電話インタビューで「これは米国のシステムにおける大きな変化だ。再生可能エネルギーが天然ガスを上回るのはそう遠い未来ではない」と指摘した。

  米国でのよりクリーンな発電技術の利用拡大は、ペースは鈍いものの世界的なトレンドに沿うものだ。ジアナコポロー氏によれば、インドや中国などの国々で石炭から風力・太陽光発電への移行が進むため、再生可能エネルギーは27年までに世界の主要な発電源となる見通し。BNEFによると、40年にかけての世界の再生可能エネルギー向け投資は7兆8000億ドルに上り、この間の化石燃料向け投資のほぼ4倍に達すると予想されている。
  
原題:Renewables Will Top Gas as Biggest U.S. Power Producer in 2031(抜粋)

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