メルケル独首相が9回目の訪中-総額3200億円規模の商取引で合意

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ドイツのメルケル首相と中国の李克強首相は13日、約27億ユーロ(約3200億円)規模の商取引の調印式を見守るとともに、両国間の貿易摩擦抑制を図った。中国企業による独ロボットメーカー、クーカ(KUKA)の買収計画に対するドイツ側の反発が、10年余り前の就任後で9回目となる今回のメルケル首相訪中に影を投げ掛けている。
 
  両首脳は北京での調印式後に共同記者会見を行い、李首相は「貿易戦争は望んでいない」と述べた。独ダイムラーと中国の北京汽車(BAICモーター)が取り決めを結んだほか、エアバス・グループの独ヘリコプター部門と中国航空器材集団も合意をまとめた。

  メルケル首相は透明かつ信頼できるルールを海外投資家に提供するよう中国側に促す一方で、中国が欧州連合(EU)に市場経済国と認定するよう求めている問題について、EUは「解決に向け作業している」と李首相に説明。その上で、「こうしたこと全てを感情的に捉えるのは良いこととは思わない」と記者会見で述べた。

  今回の訪中には20人の企業トップが同行している。メルケル首相はクーカをデジタルテクノロジーとドイツの工業力を組み合わせたモデル企業と見なしており、独国内ではクーカを守るよう求める圧力が高まっているものの、首相はクーカについて明確な言及を控えている。

原題:Merkel Presses China on Investment Rules as Li Says No Trade War(抜粋)

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