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トレーディングフロアが静まり返る日-アジアの株式デスクに削減の波

アジアの株式ビジネスの好不況の基準で見てもこの12カ月は大荒れだった。

  昨年の今頃は中国株式相場の高騰で業界は好調で、出来高は記録的水準に達し、一部の金融大手が採用を増やしていた。しかしここにきて、出来高は少なくとも2006年以来の急速なペースで縮小し、銀行はアジア株デスクの規模縮小もしくは一部事業からの完全撤退を迫られている。

From Boom to Bust

  中国株急落や米金融政策の引き締め、米国や英国での政策論争を受けたセンチメント悪化で、投資家や発行体企業は支出を切り詰めている。4社の上級幹部が匿名を条件に話した見通しによると、中国や香港の株式トレーディング収入は1-6月(上期)に前年同期比で30ー50%減少する可能性がある。アジアの株式デリバティブ収入は少なくとも50%減少する見込みで、プライムブローカレッジでは約20%の落ち込みだと幹部2人が語った。

  UBSグループでアジア太平洋株式責任者を務める高橋太一氏は、全体的な減収で業界全般に追加削減の可能性が高いと述べ、市場シェアの縮小で負けを認める準大手プレーヤーも出てくるだろうと指摘した。

  インタビューを受けた幹部2人が匿名を条件に語ったところによれば、アジア株部門は欧州信用危機が市場を揺るがした12年以降で最悪の1年に直面している可能性があるという。

原題:Trading Floors Go Quiet Across Asia as Equity Desks Face the Ax(抜粋)

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