PIMCO:FOMCと英国民投票で通貨は荒い値動きに

  • 世界通貨の予想変動率の指標は先週大幅上昇
  • ドルの上昇は穏やかになる-アイバシン氏

パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)は、今週の連邦公開市場委員会(FOMC)と来週の英国民投票により、通貨などの相場は荒い値動きになるとの見通しを示した。

  15日のFOMCで米金融当局が利上げに踏み切る確率予想が低下する中、世界通貨のインプライドボラティリティ(IV、予想変動率)の指標は10日終了週にこの4カ月で最大の上昇となった。ORBがインディペンデント紙の依頼で実施した10日公表の調査では離脱派が55%と、残留派(45%)を10ポイント上回ったことを受け、同日のポンド相場は下落し、週間の下げ幅を拡大。ポンドのボラティリティも急拡大した。

  PIMCOのグループ最高投資責任者(CIO)、ダニエル・アイバシン氏は「中銀の政策と、一段と不透明な情勢となっている政治に関連したテクニカルな不確実性要因をわれわれは重要視する必要がある」と指摘。ドルについては、「この数年続いた活発な上昇局面は終わり、今後上昇する場合はずっと緩やかになるだろう」と分析した。

  商品先物取引委員会(CFTC)の7日のデータによると、ヘッジファンドなど大口投機家が建てているドルのネットロングポジションは3週連続で増加し14万5247枚となった。1週間前は8万4149枚だった。

原題:Pimco Says Currencies Will Be Whipsawed by Central Banks, Brexit(抜粋)

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