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アリババ株の空売り膨らむ-SEC調査やソフトバンクの売却響く

  • 空売り残高が先週、1億2400万株を突破-IPO後で最大
  • SECの調査次第では米上場の中国企業に幅広く影響も

米証券取引委員会(SEC)の調査やソフトバンクグループによる持ち株売却で、急成長してきた中国の電子商取引会社アリババ・グループ・ホールディング対する弱気な見方がこれまでになく強くなっている。

  ブルームバーグとマークイットが集計したデータによれば、アリババ株の空売り残高が先週、1億2400万株を突破。2014年に米国で新規株式公開(IPO)を果たした後で最大となった。昨年12月時点では空売りは約6000万株だった。

  ジム・チャノス氏やのジョン・ヘンプトン氏といった著名な空売り投資家は、アリババの成長を示す数字があまりにも良過ぎるのではないかとして、数カ月にわたり同社株に対する警告を発してきた。アリババ株の空売りはここ2週間で急増。中国での販売についてSECが調査していると同社が発表したことや、ソフトバンクが100億ドル(約1兆700億円)相当のアリババ株を売却したことが響いた。

  ウェドブッシュ・セキュリティーズのロサンゼルス在勤アナリスト、ギル・ルリア氏は「空売りを手掛ける投資家がアリババを標的にしたくなる要因が積み重なる中で、SECの調査とソフトバンクによる株式売却という大きな圧力が加わった」と指摘。アリババ株の投資判断を「ニュートラル(中立)」としている同氏は、「SECがアリババの会計を不適切と判断し、同社が決算を再集計する必要が生じれば、弊害は大きいだろう。アリババは有名企業であり、米国に上場している中国企業に大きな影を投げ掛けるだろう」と述べた。

原題:Alibaba Bears Pounce as SEC Probe, SoftBank Sale Squeeze Shares(抜粋)

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