フロリダ州のクラブで銃乱射、50人死亡-米史上最悪の銃撃事件

更新日時
  • 同性愛者らが集まるオーランドのナイトクラブで男が銃を乱射
  • 射殺された容疑者は「イスラム国」に忠誠誓っていたとの情報も

米フロリダ州オーランドの同性愛者らが集まるナイトクラブで12日、武装した男が銃を乱射し、50人が死亡した。米国で起きた銃乱射事件としては史上最悪の被害となり、オバマ大統領は同日、「われわれ全員に対する攻撃だ」と事件を非難。犯行の動機などの解明に向けて捜査を支援する考えを表明した。

  大統領はホワイトハウスで、連邦捜査局(FBI)がテロ事件として捜査していると説明。容疑者とテロ組織との関係などについて調べるよう指示したことを明らかにした。「はっきりしていることは、この人物が憎悪にあふれていたことだ」と述べた。5分間の発言後、質問には答えなかったが、国民に冷静を呼び掛けた。

  事件が起きたのは12日午前2時(日本時間同日午後3時)ごろで、自動小銃や拳銃で武装した男がオーランドのナイトクラブ「パルス」で銃を乱射。男は警察によって射殺され、アフガニスタン系で米国籍のオマル・マティーン容疑者(29)と当局と親族によって確認された。

Police officers direct people away from the nightclub on June 12.

Photographer: Phelan M. Ebenhack/AP

  オバマ大統領は、性的少数者(LGBT)の人々にとっては「とりわけ悲痛な出来事だ」と表明。現行の法律の下では武器の入手がいかに容易かを思い起こさせる事件でもあると指摘。「これがわれわれの望むような国なのか、われわれは決めなければならない」と述べた。

  下院情報特別委員会のシフ民主党筆頭理事は、過激派組織「イスラム国」(IS)の指導者がイスラム教のラマダン(断食月)期間の攻撃を呼び掛けていたと指摘。容疑者がISへの忠誠を誓っていたとの情報を地元当局から得たと説明した上で、今回の事件がISの指示で行われたものかどうかはまだ断定できないと述べた。

  FBI当局者が会見で明らかにしたところによれば、容疑者は事件を起こす直前に911に電話し、ISについて語っていたという。

原題:Obama Calls Deadliest U.S. Shooting Act of Terror and Hate(抜粋)

(事件の詳細を追加して更新します.)
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