IMF、中国は企業債務膨張へ早急な対応を-「危険な回り道」の恐れ

  • 問題は深刻かつ拡大している-リプトン筆頭副専務理事
  • 中国にはこの問題に対処する能力があるとリプトン氏

国際通貨基金(IMF)のナンバー2であるリプトン筆頭副専務理事は中国に対し、企業債務の膨張に早急に対応するよう求めた。さもなければ同国が消費主導の経済に移行する中で「危険な回り道」をする恐れがあると指摘した。

  リプトン氏は11日、深圳の経済会議で講演。講演原稿によると、「企業債務は引き続き深刻かつ拡大している問題であり、真剣な改革へのコミットメントをもって早急に対応しなければならない」と述べた。

  また、企業債務や企業再編への対応において、中国の「進展は限られている」と指摘。中国の債務総額は国内総生産(GDP)比で225%、企業債務は対GDP比で145%に上るとの試算を示し、「これはどの基準でみても非常に高い」と述べた。

  リプトン氏は「2015年と16年前半の与信の急増や、高水準の投資が続いていることに伴い、問題は拡大している」と指摘した上で、「中国には間違いなくこの問題に対処する能力がある。また、中国が早急に取り組むことが重要だ」と語った。

  この問題への早急な対応に加え、中国は企業と銀行のバランスシートを改善しなければならないほか、新たな債務バブルの発生を防ぐために企業統治(ガバナンス)を向上させる必要があるとの見解を示した。

  リプトン氏らIMFのスタッフは中国経済の年次審査の一環として、中国の当局者と会合を行っている。

原題:IMF Urges China to Tackle ‘High’ Corporate Debt Immediately(抜粋)

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