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中国、アジアで米欧を圧倒-輸出先として成長、存在感増す

  • 為替市場でもアジアでの中国の影響力拡大
  • 債券市場は米国債の動きが引き続き支配的

中国は近隣アジア諸国の輸出の成長にとって、いまや米国と欧州連合(EU)の合計と同じかそれを上回る存在だ。世界が金融危機に陥った2008年以降で、経済的な序列が大きく変化したことを示している。

  ドイツ銀行のエコノミストらは、輸出の伸びや為替、債券市場を通してアジア諸国に対する米国と中国の影響力を比較評価した。

  この調査によると、台湾とインドネシアの輸出需要は中国の国内総生産(GDP)の伸びが大きく作用し、米国やEUを圧倒。その他のアジア諸国では中国の成長率が米欧と同じくらいの重要度だった。

  ドイツ銀行のアジア太平洋担当チーフエコノミスト、マイケル・スペンサー氏率いるアナリストグループは「アジア諸国の成長エンジンとして中国の重要度がはるかに低く、ほぼ無関係だった金融危機以前と比べ、大きく様変わりしたことを示す」と指摘した。

  GDP成長率に加え、中国の為替相場の動きも域内で重要度を増している。大半のアジア通貨相場は依然ドルの影響を受けるが、少なくともマレーシア・リンギット、韓国ウォンの動きにとって人民元は重要で、フィリピン・ペソを除くその他のアジア通貨に対しても重要性を帯びつつある。

  「アジアは『人民元ブロック』と言うにはほど遠いが、人民元に特別な衝撃がかかった場合の影響は無視できない」とドイツ銀行のアナリストらは述べた。

  一方、債券市場は依然として米国が圧倒的な存在感を誇り、米国債利回りの変動がアジアのトレーディングを動かす状況が続いているとした。

原題:China Now Rivals U.S., Europe as Growth Engine for Asia Exports(抜粋)

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