PIMCOトータル・リターン:米政府関連債の組み入れを拡大

  • 日本とドイツ、英国の国債利回りは過去最低を更新
  • 米国債相場は2週連続の上昇となるペース

米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)の「トータル・リターン・ファンド」は、米国債と政府関連債の組み入れを増やした。米国債券相場が世界的な債券高に追随して、上昇したことが背景にある。

  同社のウェブサイトに掲載されたデータによると、5月時点の組み入れ比率は36.42%と、4月の35.86%から増加した。1年4か月ぶりの高水準を付けた3月の水準まで1%以内に迫った。同ファンドの運用資産は861億ドル(約9兆2200億円)で、アクティブ運用の債券ファンドでは世界最大。

  債券相場が世界的に上昇しているのは、5月の米雇用者数が予想を下回る伸びたったことに加え、英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票を控えて、投資家の間で安全志向が強まっているためだ。日本の10年国債利回りは10日に一時マイナス0.155%と、過去最低を更新。ドイツと英国の国債利回りも9日に過去最低を付けた。米国債相場は2週連続の上昇となるペースで、米10年債利回りは3日に比べ2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し、日本時間10日午後1時28分時点で1.68%。

  PIMCOのウェブサイトによれば、トータル・リターン・ファンドはモーゲージ債と投資適格級債券、ハイイールド証券の組み入れ比率も高めた。

原題:Pimco Total Return Adds Treasuries as Global Bond Market Surges(抜粋)

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