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【個別銘柄】神鋼線は大幅安、住友鉱も安い、LINE関連は急反発

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10日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  神鋼鋼線工業(5660):前日比8.2%安の134円。家電などのばねに使われるステンレス鋼線の試験値を改ざんしていたことが判明したと9日発表した。2007年4月から16年5月まで日本工業規格(JIS)表示の製品として出荷していた。出荷した鋼線計55トン超は引っ張った際の強度の試験値がJISを満たしていなかった。筆頭株主の神戸製鋼所(5406)は3.1%安の93円。

  住友金属鉱山(5713):5.3%安の1121円。UBS証券は投資判断を「中立」から「売り」に、目標株価は1100円から970円に下げた。割高な株価はまだ、見えない金属市況上昇を織り込んでいる、と指摘。モレンシーの権益追加取得、セロベルデの増産などがプラスである一方、金属市況安や円高が響くとみる。17年3月期経常利益予想を473億円から368億円、来期は880億円から764億円に減額した。同様に投資判断を「買い」から「中立」に下げたDOWAホールディングス(5714)は4.6%安の621円。

  LINE関連:アドウェイズ(2489)が11%高の1232円、ネオス(3627)が4.8%高の695円など。スマートフォン向け無料通信アプリを運営するLINE(ライン)が10日午後に上場を発表する、と複数の関係者がブルームバーグ・ニュースの取材に明らかにした。ラインは米国での上場も計画しており、日米上場で最大2000億円超を調達する見通し。

  第一生命保険(8750):1.3%安の1295円。野村証券は投資判断を「買い」から「中立」に、目標株価は2050円から1490円に下げた。先行投資の増加や資産運用環境の悪化を踏まえ、17年3月期純利益予想を2379億円から2187億円(会社計画1970億円)、来期を2530億円から2287億円に減額。国内営業職員チャネルの強化やシステム投資などの効果は短期的には不透明とみる。

  ヤクルト本社(2267):5.1%高の5580円。国立精神・神経医療研究センターとの共同研究で、腸内の善玉菌が少ないとうつ病のリスクが高いことが明らかになった、と9日発表した。43人の大うつ病性障害患者と57人の健常者の腸内細菌について、善玉菌のビフィズス菌と乳酸桿菌(かんきん)の菌数を比較し、うつ病患者群が健常者群に対してビフィズス菌の菌数が優位に低いという結果となったという。

  博報堂DYホールディングス(2433):5.3%安の1294円。9日に発表した主要3広告会社の5月度売上高は、博報堂が前年同月比5%増を確保したが、大広が同3.9%減、読売広告社が同10%減と振るわなかった。

  ラウンドワン(4680):9.2%高の816円。5月の既存店売上高は前年同月比2.3%増だった、と9日に発表した。4月末ごろから入荷した「艦これアーケード」が盛況で、アミューズメント事業の売り上げを押し上げた。 

  イーブックイニシアティブジャパン(3658):100円(15%)高の779円ストップ高。ヤフー(4689)が子会社化に向け、1株850円で株式公開買い付け(TOB)を行う、と9日に発表した。両社は電子書籍事業で、出版社からの調達やマーケット業務などで協力、将来的に同事業の統合も検討する。

  スバル興業(9632):4.7%高の402円。2-4月期営業利益は前年同期比60%増の11億6000万円だった、と9日に発表した。主力の道路事業で関西地区など各地の道路維持工事が増え1割超の増収になったほか、業務の効率化やコスト削減も寄与した。

  サンケン電気(6707):12%高の356円。JPモルガン証券は9日の同社社長ミーティングによると 4-5月は自動車向け半導体を中心に会社計画を大きく上回るペースで推移しているもようと指摘。17年3月期営業利益は会社計画の70億円を上回る75億円を予想した。補器向けを中心に自動車向けパワー半導体の成長ストーリーに注目し、投資判断「オーバーウエート」を継続した。

  TOWA(6315):4%高の934円。岩井コスモ証券は目標株価を950円から1100円に上げた。17年3月期はコンプレッション方式モールディング装置を中心に半導体向けが堅調に推移する一方、トータルソリューションサービスなど新事業の売上拡大が見込まれる、と指摘。今期営業利益は会社予想21億円を上回る24億円、来期は28億円と試算した。投資判断は「A(アウトパフォーム)」を継続。

  くらコーポレーション(2695):6.3%高の5740円。いちよし経済研究所はフェアバリューを6300円から7000円に上げた。15年11月-16年4月(第2四半期)について、粗利益率が前年同期比0.5ポイント改善したことや「ラーメン」、「カレー」などサイドメニューの売り上げが順調に推移したと評価。足元の魚介類の市況などを考慮すると第3四半期も粗利益率が改善するとみており、16年10月期営業利益予想を従来の70億円から75億円に(会社予想60億8000万円)、来期を75億円から81億円に増額した。投資判断は「A(買い)」を維持。

  

  

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