世界の株式相場、約1週間ぶりに下落-FOMCや英国民投票にらむ

約1週間続いた世界的な株価上昇は9日に止まった。向こう半年の金融市場動向を決め得る一連のイベントを控え、世界景気の先行きを見極めようとする動きが見られた。

  MSCIオールカントリー世界指数は6営業日ぶりに下げた。ニューヨーク時間9日午後4時15分(日本時間10日午前5時15分)現在は0.6%安。8日は昨年12月1日以来の高水準に達していた。9日はアジアから欧州にかけて株式相場が下落。米S&P500種株価指数も4日ぶりに下げたが、終盤にかけて下げ幅を縮め、過去最高値付近で取引を終えた。

  金融緩和と緩やかな世界成長の組み合わせがリスク資産の価値を押し上げるとの最近の楽観は、頭打ちとなったもようだ。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)の後には英国の欧州連合(EU)離脱・残留の賛否を問う国民投票や米大統領選挙絡みの会合が控えており、その結果によっては金融市場が混乱する可能性がある。

  米国の株価水準が高く、一段高の理由はないとの見方が市場には広がる。著名投資家ジョージ・ソロス氏が最近、一連の大口の弱気なトレードを指揮したと事情に詳しい関係者が明らかにしたことも、楽観ムードに水を差した。

  プライベート・クライアント・リザーブ・オブ・USバンクの地域投資マネジャー、ジム・デービス氏は「現在の相場水準では、浮上の余地があまりない」とし、「今後1週間にもう少し下がっても驚かない。今から7月半ばまで、市場は幾分か荒波を乗り越えていかねばならないだろう」 と述べた。

原題:Stocks End Winning Streak as Optimism Ebbs; Bonds, Dollar Climb(抜粋)

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