ヘッジファンドのシトリン:金相場のさらなる上昇を予想-景気低迷で

  • 1979年以降で最大の年初来上昇率示す金、さらに値上がりする見通し
  • 中国の状況は考えられているよりもずっと悪い:クローン氏

今年に入ってここほぼ40年で最大の上昇率となっている金相場がさらに値上がりするとの見通しを、ヘッジファンドのシトリン・キャピタル・マネジメントが示した。景気低迷と株式市場の停滞で金投資の需要が拡大するためと説明している。

  シトリンの創業者ポール・クローン氏はインタビューで、「中国の問題で世界経済が極めて低迷しているため、当社は金に対して全般的に強気な見方をしている」と説明。「金相場は1オンス当たり1400ドルまで上昇する可能性がある」と述べた。予想通りなら8日終値を11%上回る水準。

  今月3日発表された5月の米雇用者数がほぼ6年ぶりの低い伸びにとどまったことを受け、米金融当局による利上げの見通しが後退、価値貯蔵手段としての金の魅力が高まったため、金相場は同日、3月半ば以降で最大の上昇を示した。中国経済と株式市場の変動に対する懸念が高まる中、金相場は今年に入って19%上げ、1979年以降で最大の上昇率を示している。

  クローン氏は「マクロ経済見通しは弱く、一部の国々がリセッション(景気後退)に陥る可能性が引き続き高い。当社の見方では中国の状況は考えられているよりもずっと悪い。中国で今後、多くの企業が破綻すると引き続き懸念している」と述べた。
  
原題:Hedge Fund Citrine Bets on Gold as Economic Woes Weigh on Copper(抜粋)

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