欧州マーケットサマリー:株2月以来の大幅安、独債3週続伸

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欧州の為替・株式・債券・商品相場は次の 通り。(表はロンドン午後6時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.1277   1.1316
ドル/円            107.15   107.10
ユーロ/円          120.83   121.20


株              終値   前営業日比 変化率
ダウ欧州株600  332.92     -8.33    -2.4%
英FT100     6,115.76   -116.13   -1.9%
独DAX      9,834.62   -254.25   -2.5%
仏CAC40    4,306.72   -98.89    -2.2%


債券          直近利回り 前営業日比
独国債2年物      .55%        +.00
独国債10年物     .02%        -.01
英国債10年物     1.23%       -.01


商品                  直近値   前営業日比 変化率
金   現物午後値決め  1,275.50    +11.60    +.91%
原油 北海ブレント         50.78     -1.17    -2.25%

◎欧州株:2月来の大幅安-中銀会合など控えリスク意欲が後退

10日の欧州株式相場は2月以来の大幅安となった。月半ば以降に予 定する主要中央銀行の政策決定会合や政治イベントを前に、リスク資産 への投資を控える動きが強まった。

指標のストックス欧州600指数は前日比2.4%安の332.92で終了。週 間ベースでは2.5%安と、1カ月ぶりの大幅な下落となった。構成銘柄 は16銘柄を除きすべて値下がりした。とりわけイタリアとギリシャの銀 行株の下げが目立った。ユーロ圏の株価下落に備えたオプションの費用 に連動するVストックス指数はこの日17%上昇し、週間では1月以来の 大きな上げを記録した。

欧州中央銀行(ECB)当局者が夏の間は刺激策を据え置く兆候が 高まる中、今後2週間に相場を動かしそうなイベントが相次ぐ。米当局 と日本銀行がいずれも15日に金融政策を決定するほか、23日には英国で 欧州連合(EU)残留・離脱の是非を問う国民投票が行われ、その3日 後にはスペイン総選挙が実施される。

ルツェルン州立銀行(スイス)のトレーダー、ベンノ・ガリカー氏 は「誰もが市場に憤りを感じているようだ」とし、「相場は上昇しそう に思われたが、欧州では現在、全て元のもくあみになりつつある様相 だ。日米当局の政策決定会合や英国民投票など余りにも多くのイベント を控え、誰一人として市場にとどまる意欲がない」と語った。

個別銘柄では、ドイツのルフトハンザ航空が5.6%下落。シモー ネ・メンネ最高財務責任者(CFO)が予想だにしなかった辞意を表明 したことが嫌気された。フランスの自動車メーカー、プジョーシトロエ ングループ(PSA)は1.6%値下がり。プジョー一族の10人が保有比 率引き上げを検討する可能性があるとの報道が売り材料となった。

原題:Stocks in Europe Tumble Most Since February in Sign of Anxiety(抜粋)

◎欧州債:ドイツ債、週間ベースで3週続伸-世界的に国債上昇

10日の国債市場ではドイツ国債が週間ベースで3週続伸し、10年物 利回りはゼロに接近した。世界的な景気見通し悪化や政治的リスクを背 景に安全とされる国債の需要が高まり、今年に入ってからの国債相場の 活況は衰える兆候がない。

日本とスイスの国債も上昇し、既にマイナス圏にある両国債の利回 りは過去最低を更新した。需要が堅調な米国債の利回りは、新興国資産 が売りを浴びて市場が混乱した2月以来の低水準にとどまっている。

英国の欧州連合(EU)残留・離脱の是非を問う国民投票は予断を 許さない状況にある。資産家ジョージ・ソロス氏は大きな市場変動が目 前に迫っている可能性を懸念していると、米紙ウォールストリート・ジ ャーナル(WSJ)が事情に詳しい複数の関係者の情報として伝えた。

SEBのシニア金利ストラテジスト、マリウス・ダハイム氏(フラ ンクフルト在勤)は「ファンダメンタル的にこうした低い利回りを支援 する環境にあり、少なくとも目先にトレンドを反転させ得る要因はな い」と発言。「米雇用統計が米国債や他の相場への追い風になった。ユ ーロ圏に注目すると、英国のEU離脱(Brexit)リスクが高まっ ており、これが質への逃避を促している」と続けた。

ニューヨーク時間午前11時10分現在、ドイツ10年債利回りは前日比 1ベーシスポイント(bp、1bp-0.01%)低下の0.02%。一時 は0.009%と、ブルームバーグがデータ集計を開始した1989年以降の最 低を記録した。週間ベースでは5bp低下。同国債(表面利 率0.5%、2026年2月償還債)はこの日、0.115上げ104.63となった。

原題:Bond Yields Around the World Fall to Records on Growth Outlook(抜粋)

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