米SECのドイツ銀調査、内部告発者が手助け-関係者

米証券取引委員会(SEC)は金融危機後のドイツ銀行の住宅ローン担保証券(MBS)トレーディング事業に関する調査で内部告発者から支援を受けている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  部外秘情報だとして匿名を条件に関係者が話したところによれば、SECはドイツ銀が2013年ごろに帳簿上のMBSの価値を水増しして損失を隠したとする情報提供を内部告発者から受けた。SECは同行が07年の米住宅市場の危機後に積み上げたエージェンシー・パススルー証券として知られる米政府支援機関のMBSをどう評価していたかについて調べている。

  先月の関係者の話によれば、調査官が注目しているのは、ドイツ銀で危機後から13年10月に退社するまでエージェンシー・パススルー証券のトレーディングを担当したトロイ・ディクソン氏が管理していたポジション。SECはドイツ銀が長期間にわたってクーポンの高いパススルー証券の損失計上を遅らせたかどうかを突き止めようとしている。

  SECのバーンズ報道官と、ディクソン氏のスポークスマンを務めるパトリック・クリフォード氏はいずれもコメントを控えた。

  ドイツ銀の広報担当者もコメントを控え、同行がブルームバーグに先月提供した資料を参照するよう求めた。

原題:SEC Said to Be Aided by Whistle-Blower in Deutsche Bank Probe(抜粋)

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