オバマ米大統領、クリントン氏支持を正式表明-党の結束図る

更新日時
  • 大統領は来週ウィスコンシン州でクリントン氏の遊説に立ち会う
  • サンダース氏は撤退しない意向を再度表明、大統領との会談後に

オバマ米大統領は9日、民主党候補の指名獲得に必要な代議員数を確保したヒラリー・クリントン前国務長官を、次期大統領候補として正式に支持する考えを表明した。同党の結束を図る。

  オバマ大統領はクリントン氏と指名獲得を争ってきたサンダース上院議員と9日に会談した後、オンライン動画でクリントン氏支持を表明した。今年に入って50%以上の支持率を維持している同大統領は15日、ウィスコンシン州グリーンベイでクリントン氏との遊説に立ち会う予定。

  オバマ大統領は動画の中で「この仕事がどんなに厳しいものか、私は知っている。だからこそ、ヒラリー氏が適任なのだ」と語った。動画は7日に収録され、クリントン氏の選挙陣営が公開した。

  クリントン氏はブルームバーグ・ポリティクスとのインタビューで、オバマ大統領による支持表明を「過分な配慮」だとした上で、「大統領から力強く確かな支持をいただいたことは大変大きな意味がある。私個人は大統領の意見を大変貴重なものだと思っている」と語った。
  
  オバマ大統領が支持表明に動いたのは、共和党候補の指名獲得を確実にしている不動産王、ドナルド・トランプ氏との本選を控え、クリントン氏支持で党の結束を固めるべき時だと考えたためとみられる。

  しかしトランプ氏は早速ツイッターで攻撃。「オバマ大統領は悪徳なヒラリー氏を支持した。彼は自分の分身があと4年、大統領となるのを望んでいる。だが、それを希望する人は他にはいない」と皮肉った。これに対し、クリントン氏もツイッターで、トランプ氏に「アカウントを消去しなさい」と述べて反撃した。

  サンダース氏は自身が要請した大統領との会談後、首都ワシントンで14日に行われる最後の予備選を戦うと発言。その一方で、トランプ氏を破るために「できる限りのことをする」とし、トランプ氏に対抗するための戦略についてクリントン氏と協議したいと述べた。

原題:Obama Endorses Clinton, a Signal to Democrats and to Sanders (2)(抜粋)

(4段落目以降にトランプ氏のコメントなどを追加します.)
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