欧州株:続落、ECB措置に懐疑的-世界株や米国株との相違が鮮明に

9日の欧州株式相場は下落。欧州中央銀行(ECB)の刺激策に対する懐疑的な見方が重しとなり、指標のストックス欧州600指数は続落し、世界株の指標と比較したバリュエーションは2015年7月以来の低水準に落ち込んだ。

  欧州株とは対照的に、MSCIオールカントリー世界指数が6カ月ぶり高水準を付けたほか、S&P500種株価指数は過去最高値に接近した。欧州中央銀行(ECB)が8日に社債購入を開始したものの、こうした措置で景気が持ち直すと投資家らは確信していない。

  ストックス600指数は前日比1%安の341.25で終了。下落銘柄は500を超えた。予想収益に基づく指数構成銘柄の平均株価収益率(PER)は14.9倍と、MSCIオールカントリー世界指数を4.3%、S&P500種を12%それぞれ下回っている。

  コメルツ銀行のエコノミスト、ピーター・ディクソン氏(ロンドン在勤)は「われわれの現在の立ち位置を再確認するものだ」とし、「成長を生み出す欧州の能力に懐疑的な見方も強い。ECBの債券購入が経済に実質的な影響を与えないとの見方も多い」と語った。

  個別銘柄では、ノルウェーのシードリルが10%の大幅安。航空エンジン製造の英ロールス・ロイス・ホールディングスは2%下落。仏酒造メーカーのレミー・コアントローは3.3%安。特殊プラスチック・繊維メーカーの英エセントラは28%急落した。

原題:Europe Stock Losses Send Values to 11-Month Low to Global Peers(抜粋)

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