ヘッジファンドにS&P500種高値の追い打ち-もう買うしかない

ヘッジファンド運用者にとって今年はさんざんな年だ。年初の成績は最悪、大量の償還請求に見舞われた。これ以上悪いことは起こり得ないかと思われたがさらに、株の保有を減らしたところでS&P500種株価指数が過去最高値付近で終了し追い打ちをかけた。

  バンク・オブ・アメリカ(BofA)によれば、4-6月(第2四半期)に入ろうとする中でヘッジファンドなど投機的な取引を手掛ける投資家は株式の保有を8.7%減らした。これは5年ぶりの大幅な保有減だという。ヘッジファンドはまた、空売りポジションを増やしていた。年初来ではまだ利益が出ているが、3週間にわたる株高に加わる銘柄が増えるに伴い利益は薄くなりつつある。

  コンバージェックス・グループの主任市場ストラテジスト、ニコラス・コラス氏は電話インタビューで、「非常に厳しい1-3月期の後にさまざまなリスク管理が発動しヘッジファンドの株ロングポジションは縮小した」と説明。「あまり混み合っていないところへ再投資をしておかないとヘッジし過ぎ、ロングが足りないポジションになってしまう。アンダーパフォームしているファンドには資金を活用する時間があるので、今後数週間の展開が楽しみだ」と話した。

  ヘッジファンド・リサーチの指数によれば、6日までに株式ヘッジファンドのパフォーマンスが今年に入って最も大きくS&P500種に後れを取った。8日のS&P500種は2119.12で終了、過去最高値にあと約0.6%迫り、年初来では3.7%上げている。

原題:Hedge Funds Trailing Stock Rally May Be S&P 500’s Next Big Buyer(抜粋)

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