きょうの国内市況(6月9日):株式、債券、為替市場

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●日本株3日ぶり反落、円高警戒や機械受注下振れ-金融、輸出中心売り

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  東京株式相場は3日ぶりに反落。為替の円高進行に対する警戒に加え、機械受注の悪化を嫌気した売りが優勢となった。銀行や保険、証券など金融株、自動車や機械など輸出株中心に幅広い業種が安い。メガバンクの下げが目立ち、銀行は東証1部33業種の下落率トップ。

  TOPIXの終値は前日比13.56ポイント(1%)安の1337.41、日経平均株価は162円51銭(1%)安の1万6668円41銭。

  三井住友アセットマネジメントの平川康彦シニアファンドマネージャーは、「米国は利上げがなく、日本は財政を含めた対策が出なければ、日米金利差からはドル安方向」とし、「来週の日米金融政策を意識して神経質になると、円高・株安に行きやすい」と話した。

  東証1部33業種は銀行、保険、空運、パルプ・紙、その他金融、輸送用機器、金属製品、証券・商品先物取引、海運、ガラス・土石製品など30業種が下落。鉱業や石油・石炭製品、電気・ガスの3業種は上昇。鉱業や石油は、8日のニューヨーク原油先物が1.7%高の1バレル=51.23ドルと続伸、終値で昨年7月以来の高値となったことが支援材料となった。東証1部の売買高は16億8404万株、売買代金は1兆7853億円。値上がり銘柄数は541、値下がりは1280。

  売買代金上位では三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループなどメガバンクが安く、クボタや日本航空、日産自動車、パナソニック、損保ジャパン日本興亜ホールディングス、LIXILグループ、川崎重工業、シマノも下げた。半面、傘下の米ウェスチングハウスがインドで6カ所の原子力発電所を建設する東芝は大幅高。ブイ・テクノロジーはほぼ10年ぶりに1万円大台に乗せ、住友金属鉱山、国際石油開発帝石も高い。

●債券上昇、予想上回る5年入札結果で-PD返上報道売りの反動との声

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  債券相場は上昇。この日実施の5年債入札結果が市場予想を上回ったことが好感された。前日の大手銀行のプライマリーディーラー(PD)資格返上をめぐる報道を受けた売りが買い戻されたとの見方も出ていた。

  長期国債先物市場で中心限月6月物は、前日比5銭高の152円05銭で取引を開始した。5年債入札の結果発表後に水準を切り上げ、一時は152円19銭まで上昇。結局は17銭高の152円17銭で引けた。

  三菱UFJ信託銀行資金為替部商品課の鈴木秀雄課長は、「今日の相場は全体的にしっかり。30年債入札や5年債入札に対するヘッジ売りの巻き戻しや、昨日のプライマリーディーラー(PD)返上報道を受けてリスク量を落としていた向きの巻き戻しなどもあるだろう」と話した。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の343回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.12%で開始し、その後はマイナス0.125%に下げている。5年物の127回債利回りは0.5bp低いマイナス0.23%で始まり、午後はマイナス0.245%に水準を下げている。新発20年物の156回債利回りは0.5bp低い0.22%で開始後、0.215%に下げている。

  財務省が午後発表した表面利率0.1%の5年利付国債(128回債)の入札結果によると、平均落札利回りがマイナス0.232%、最高落札利回りがマイナス0.230%と、ともに過去最低を更新した。最低落札価格は101円67銭と予想を2銭上回った。小さければ好調なテール(平均と最低落札価格の差)は1銭と前回2銭から縮小。投資家需要を反映する応札倍率は4.66倍と、2014年8月以来の高水準となった。

●ドル・円が下落、早期利上げ観測の後退で米金利低下-106円台後半

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  東京外国為替市場ではドル・円相場が下落。早期利上げ観測の後退に伴う米金利の低下などを背景に、ドル売り・円買いが優勢となった。

  午後3時35分現在のドル・円相場は1ドル=106円70銭付近。午前には一時106円52銭と3営業日ぶりの水準までドル安・円高が進んだ。三菱東京UFJ銀行による国債市場特別参加者(プライマリーディーラー、PD)の資格返上検討を背景に日本銀行の追加緩和への期待が後退しているとの指摘もあり、円は主要16通貨中、ニュージーランドドル以外の15通貨に対して前日終値から上昇している。

  三井住友信託銀行マーケット金融ビジネスユニットの細川陽介為替セールスチーム長は、ドル・円相場について、「特に方向感を持って相場が動いている感じはしないが、午前中は下げた」とし、「強いて挙げるとすると、米10年債金利が1.7%を割り込んできたことか」と説明。一方で、「株が底堅いこともあり、ドル・円は106円を割れて下攻めする感じでもない」と言い、「短期的には106~107円のレンジで方向感乏しくもみ合いが続きそうだ」とみる。

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