今年の新興国ETF、負け組は中国-空売り比率も高まる

  • 多くの中国重視のETFが今年に入り下落
  • 上海総合指数は年初来で17%安-MSCI新興市場指数5.3%高

上場投資信託(ETF)を通じて新興市場資産を購入する米国の投資家にとって、今年数少ない負け組となっているのが中国だ。一段安を見込む空売りも増えている。

  ブルームバーグの集計データによれば、新興国ETFで国を特定して投資する93本のうち、中国重視のETF31本が2016年に入り下落。上海総合指数は年初来で17%安と、世界の主要株価指数の中で今年最も大きく下げている。MSCI新興市場指数は5.3%上げている。

  ウォーラックベス・キャピタルのETF取引ソリューション担当ディレクター、モヒット・バジャジ氏(ニューヨーク在勤)は電話インタビューで、「中国の成長鈍化に対する投資家の懸念が強まっている。元安懸念が生じており、投資家の楽観的な見方が高まることはない」と述べた。

  ブルームバーグとマークイットがまとめたデータによると、大手50社に投資する「iシェアーズ中国大型株ETF」における空売り比率は今月、2年ぶりの高水準となる18%に上昇。中国本土株に投資する米ETFとしては最大の「ドイチェXトラッカーズ・ハーベストCSI300中国A株ETF」の空売り比率は3月時点の約1%から7%を超える水準に高まっている。

原題:China Is Worst Bet for Emerging-Market ETF Investors This Year(抜粋)

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