ブラジル中銀、政策金利を14.25%に据え置き-総裁交代控え

更新日時
  • アナリスト41人全員が金利据え置きを予想
  • 政策金利は約10年ぶり高水準に7会合連続で据え置き

ブラジル中央銀行は8日、政策金利を14.25%に据え置くことを決めた。次期総裁の就任を前に、7会合連続で金利を据え置いた。

  ブルームバーグがアナリスト41人を対象に行った調査では、全員が今回の結果を予想していた。政策委員会の声明は4月27日の決定後の発表を踏襲した内容で、イラン・ゴールドファイン次期総裁率いる体制へのスムーズな移行を望む姿勢をうかがわせた。

  グラジュアルCCTVMのチーフエコノミスト、アンドレ・ペルフェイト氏(サンパウロ在勤)は「政策委は次期総裁の行動に差し障りがないようにすることを決めた」と指摘。「金融政策の方向と中銀の意思伝達をゴールドファイン氏の手に委ねた」と付け加えた。

  ゴールドファイン氏は、近く退任するトンビニ総裁の後任として7日に上院で承認を受けた。同国最大の民間銀行でチーフエコノミストを務めていたゴールドファイン氏は7月の金融政策会合で初めて議長を務める。次期総裁は過去1世紀で最悪のリセッション(景気後退)を悪化させることなくインフレを目標水準に減速させる課題に取り組む。

  7日の上院の指名承認公聴会でゴールドファイン氏は、インフレ対策を最優先する方針を表明した。ブラジルのインフレ率は今年に入って予想ほど低下しておらず、8日に国家統計局が発表した5月のインフレ率は前年比9.32%と、4月の9.28%から加速した。
  
原題:Brazil Keeps Rate Before New Central Bank Chief Takes Post (1)(抜粋)

(政策委の声明や市場関係者コメントを追加して更新します.)
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