NZ中銀:政策金利を2.25%に据え置き-インフレ加速を予想

更新日時
  • ウィーラー総裁:追加緩和がなお必要となる可能性
  • NZドルは対米ドルで一時1年ぶり高値に

ニュージーランド準備銀行(中央銀行)は9日、政策金利であるオフィシャル・キャッシュ・レートを2.25%に据え置いた。またインフレ加速を予想し、住宅価格の再上昇を懸念していることを明らかにした。金利据え置きは2会合連続。

  ウィーラー総裁は「オークランドや他地域の住宅価格上昇で金融安定に関する懸念が強まっている」と指摘。同総裁は一方で、「将来の平均インフレ率が目標レンジの中央付近で確実に安定するよう、追加政策緩和が必要となる可能性がある」とも述べた。

  ASB銀行のシニアエコノミスト、ジェーン・ターナー氏(オークランド在勤)は「金融安定に関する懸念が利下げを行わないという決定に影響を及ぼしたようだ」と指摘。「NZ中銀のインフレ見通しへの下振れリスクを引き続き予想している。同中銀は利下げに極めて消極的なようだが、われわれは政策金利が最終的に1.75%まで下がるとの予想を変えていない」と説明した。

  同中銀の金利据え置きを受けてNZドルは大幅に上昇。一時、1年ぶりの高値である1NZドル=0.7115米ドルを付けた。政策金利の発表前は0.7010米ドル。ブルームバーグのエコノミスト調査では17人中10人が金利据え置きを予想。7人が0.25ポイントの利下げを予測していた。

  ウィーラー総裁はNZドル相場について、「輸出商品価格の低さを考慮すれば、適正水準より高い」と発言。またインフレに関して「金融政策の緩和的スタンスや燃料など商品相場高、NZドル安の見込み、生産能力に伴う圧力の若干の高まりを反映し、インフレが加速すると予想している」と語った。

原題:RBNZ Keeps Key Rate at 2.25% as Inflation, Housing Pick Up (2)(抜粋)

(3段落目以降にエコノミストの発言などを追加して更新します.)
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