欧州株:3日ぶり下落、銀行と自動車安い-景気懸念で利益確定

8日の欧州株式相場は反落。指標のストックス欧州600指数は前日まで2営業日の上昇幅が2週間ぶりの大きさとなっていた。銀行株と自動車株の下げが目立った。

  スペインとイタリアの銀行が売られ、ウニクレディトとポプラール・エスパニョール銀行はいずれも4%前後の値下がりに見舞われた。オーストリアのエルステ・グループ・バンクは3.8%下落。大株主の保有株売却が嫌気された。決済処理サービスを手掛けるフランスのインジェニコ・グループは7.2%安と急落。同業の米ベリフォン・システムズが通期の利益と売上高の見通しをいずれも引き下げたことが売り材料となった。

  ストックス600指数は前日比0.5%安の344.56で終了。ユーロ高が輸出企業の重しとなり、ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲン(VW)とBMWも売られた。世界銀行は7日、今年の世界経済の成長率見通しを下方修正。下振れリスクが年初以降に一段と鮮明になったことを理由に挙げた。

  CMCマーケッツの市場アナリスト、マイケル・ヒューソン氏(ロンドン在勤)は「経済データが悪くはないがそれほど良くもない場合、市場は概して方向感を見いだすのに苦慮する」と指摘。「結局のところ、世界の見通しは極めて弱いままだ。世銀は見通しを引き下げただけでなく、リスクが下振れに傾いていることも示唆した。利益確定の動きがやや出ている」と語った。

原題:European Stocks Drop for First Time in Three Days; Banks Retreat(抜粋)

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