中国人民銀の馬氏:与信抑制は経済に悪影響も、長期的には景気回復へ

  • 人民銀研究局の馬駿チーフエコノミストが調査報告で指摘
  • 2016年の実質GDP伸び率見通しは6.8%に据え置き

中国人民銀行(中央銀行)研究局の馬駿チーフエコノミストによれば、企業への過剰な与信を抑制することで経済成長に2、3年、悪影響を与える可能性がある。

  馬氏は8日公表された調査報告で、企業のレバレッジ(借り入れ)解消は7年以上を要する長期のプロセスで、問題への対処の初期段階で成長を損ね得ると指摘。過剰生産能力が削減され、企業利益が増え始めれば、経済は長期的に着実な回復を示すだろうとしている。

  馬氏は「どの国であれ、与信削減策を強化すれば経済に波及する」と説明。不採算の死に体企業の秩序ある整理や株式市場を通じた資金調達の改善などの改革が講じられれば、短期的な影響は実質的に抑制可能だと論じた。馬氏は人民銀において直接的な政策決定の役割は担っていない。

  調査報告には研究局の経済見通しも盛り込まれ、2016年の実質GDP(国内総生産)伸び率見通しは6.8%に据え置かれた。輸出見通しが下方修正される一方で、インフレ率予想は引き上げられた。

原題:PBOC’s Ma Says Credit Curbs Mean Short-Term Pain, Long-Term Gain(抜粋)

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