「Brexit」で火が付いたEUへの不満、全域でくすぶる-調査

欧州連合(EU)への不満は英国ばかりではなく全域でくすぶっている。

  英国のEU離脱、いわゆる「Brexit」について賛否を問う国民投票を23日に控え、ピュー・リサーチ・センターがEU加盟国の市民1万人余りを対象に実施した調査でイタリアやポーランド、ギリシャ、スウェーデンの人々がEUへの懐疑を深めていることが分かった。創立メンバーの1国であるフランスでも、EUを望ましいという回答は急減していた。ユーロ圏債務危機と難民問題が響いている。

  ピューが7日公表したリポートの主筆者、ブルース・ストークス氏は「EUに疑問を抱いているのは英国人だけではない。多くの重要加盟国で国民の支持が再び急低下している」と述べた。

  調査によると、フランスではEUを望ましいとする回答が38%と2004年の69%から低下。スペインでは今年が47%、04年は80%だった。

  中東やアフリカからの難民がまず到着するギリシャではEUの難民政策に反対の回答が94%。手厚い社会福祉政策で多くの難民の最終目的地となるスウェーデンでは88%が反対。難民に対して政府が厳しい姿勢を表明しているハンガリーとポーランドはそれぞれ72%と71%がEUの政策に不満を示した。

原題:Brexit Contagion Is Spreading Across the EU, Pew Study Finds(抜粋)

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