ブラジル連邦警察、リオ五輪会場の建設会社を捜索-詐欺の疑いで

  • 会計検査当局は過剰請求や領収書の改ざん、必要書類の廃棄を指摘
  • リオ市長には票の買収隠蔽手助けした疑い、最高裁は捜査を許可

ブラジルの連邦警察は7日、リオデジャネイロで2番目に大きい夏季五輪会場を建設したコンソーシアムの複数の事務所を家宅捜索した。また、別件でリオのエドゥアルド・パエス市長に対する捜査も行われることになり、8月に開幕する五輪を前に暗雲が立ち込めている。

  警察の声明によると、捜査当局は詐欺の疑いがあるとしてケイロス・ガルボンOASが建設を請け負った「デオドロ・スポーツ・コンプレックス」の北セクション本部で捜索・押収令状を執行した。詐欺の嫌疑がかけられた最初の五輪会場となったデオドロ地区では、カヌー・スラロームやラグビー、馬術、五種競技などが実施される。

  ブラジルの透明性・監察・監督省の声明によれば、会計検査当局は過剰請求や領収書の改ざん、輸送シミュレーションでのダミー会社の起用、作業に必要な資料の廃棄を指摘した。2社のコンソーシアムはコストの上昇は正当化されるものだと反論している。

カヌー・スラロームと自転車BMX会場

Photographer: Felipe Dana/AP

  ケイロス・ガルボンとOASは6億4400万レアル(約200億円)を入札で提示し、デオドロでの工事を受注。透明性・監察・監督省によると、詐欺は金額にして最大8500万レアル相当に上る。

  また、ブラジル最高裁は6日夜、10年前に票の買収の隠蔽(いんぺい)を手助けした疑いがあるとしてリオのパエス市長に対する捜査を許可した。同市長はいかなる不正行為も否定している。

  

原題:Police Raid Rio de Janeiro Olympic Venue on Fraud Suspicion (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE