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商品市場で最悪のパフォーマンス示すウラン、減産で価格上昇か

  • 需要見通しが改善する一方、鉱山各社の供給は減少するとの見方
  • モーニングスター:価格は現在の28.25ドルから65ドルに上昇へ

供給過剰により商品市場で最悪のパフォーマンスを示しているウランが不足するとの見通しを、カナダの生産会社ウラニウム・エナジーが示した。鉱山各社が減産を進める一方、原子炉の建設が増加しているためと指摘する。

  カザフスタンカナダオーストラリアの鉱山からの供給過剰によりウラン先物は今年に入って18%下落。ブルームバーグが調査している商品80品目のうち、炭素クレジットを除き最大の下落率を示している。一方、鉄鉱石と原油価格は上昇している。ウラニウム・エナジーのアミール・アドナニ最高経営責任者(CEO)は、供給減少と需要改善により在庫は減少し、価格は下落から上昇へと転じると予想する。同社はそれまでの間、生産と設備投資を削減している。

  同CEOは電話インタビューで「このセクターは痛手を受けているが、原子力発電セクターは5-10年間、素晴らしい軌道に乗る」と指摘する。

商品市場で最悪のパフォーマンス示すウランが上昇か

  モーニングスターのアナリスト、デービッド・ワン氏によれば、ウラン価格には向こう数年間で在庫が底を突くとの予想は織り込まれていない。

  ワン氏はインタビューで「特に今後の明るい見通しを考えれば、市場関係者は皆、価格がこれほど下落したことに驚いている」と述べた。同氏はウラン価格が2019年までに現在の1ポンド=28.25ドルから2倍以上の約65ドルに上昇するとみている。

原題:World’s Worst Commodity Forecast to Rally as Uranium Miners Cut(抜粋)

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