アクティブ運用業界、1070兆円の資産圧縮必要も-アライアンスB

  • ベンチマークを上回るリターンを得るために運用資産を制限する必要
  • 標準を上回る運用成績を達成できていないのは明白とクラウス氏

アクティブ運用を行う投資会社がベンチマークを上回るリターンを望むなら、運用資産の最大3分の1を圧縮する必要があるかもしれないと、アライアンス・バーンスタイン・ホールディングのピーター・クラウス最高経営責任者(CEO)が指摘した。

  クラウス氏は7日のブルームバーグとのテレビインタビューで、30兆ドル(約3210兆円)規模のアクティブ運用業界は資産運用会社の乱立と個々のファンド拡大に伴い大きくなり過ぎており、運用会社は数多くのポジションの維持を迫られリターンが損なわれていると語った。

  クラウス氏(63)は「アクティブ運用を行う会社がベンチマークを大きく上回る成績を挙げられないでいるのは、かなりはっきりしている。結局はそれぞれの運用会社が資産キャパシティーに制限を課すことになる」と述べ、アライアンス・バーンスタインも担当者全員が運用資産の伸びに上限を設定していると説明した。

ピーター・クラウスCEO(2008年)

Photographer: Jin Lee/Bloomberg News

  同社の4月末時点の運用資産額は4830億ドル。クラウス氏によれば、運用資産を増やすことは今でも可能だが、伸び率は約20-30%が上限になるという。

  アクティブ運用会社がベンチマーク並みの成績を挙げるのに苦戦しているため、手数料の安いインデックスファンドに資金が流れ込んでいる。米ブラックロックのローレンス・フィンク最高経営責任者(CEO)は先月開かれたドイツ銀行のグローバル金融サービス会議で、ベンチマークを上回るリターンを実現できない運用会社があまりに多いとして、資産運用業界の再編が今後起きると予想した。

原題:Active Firms May Need to Shrink Assets by Up to $10 Trillion (2)(抜粋)

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