ブラジル株:ボベスパ指数上昇-原油価格上昇でペトロブラス高い

  • 汚職捜査の展開で政治的緊張、内需依存銘柄は下落
  • 検察当局が上院議長らの逮捕状を請求したとグロボ紙報道

7日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数はこの5営業日で4回目の上昇。原油価格の上昇を受けてブラジル石油公社(ペトロブラス)が値上がりし、政治的緊張の高まりに伴うマイナス要因を打ち消した。

  財政や経済の立て直しを目指した措置が議会の支持を得るのは難しいとの懸念がくすぶる中、ペトロブラスなどの上げがボベスパ指数をけん引した。ブレント原油価格が8カ月ぶりの高水準に上昇したことが手掛かりとなった。米金融当局が早期に利上げに踏み切ることはないとの見方から、新興市場の資産は上昇した。

  ボベスパ指数は前日比0.1%高の50487.86で取引を終了。ペトロブラスは1.9%高。一方、同国検察当局が汚職捜査の一環として、カリェイロス上院議長らの逮捕状を最高裁に請求したとのグロボ紙の報道を受けて、内需に依存する銘柄が値を下げた。レンタカー会社のロカリザ・レンタカーは3.5%、化粧品メーカーのナトゥラ・コスメチコスが2.3%それぞれ下落した。

  証券会社レローザ・インベスチメントスのアナリスト、ビトール・スザキ氏は「商品価格が上昇すれば新興市場を選好するというのが国際的なシナリオだ。しかし、政治の動きがブラジル資産の上昇を制限している。回復に向けた計画を脅かすものは全て大きな懸念材料となる」と語った。

  

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