米中、人民元の投資枠や決済銀行で一致-戦略・経済対話が閉幕

  • 鉄鋼とアルミニウムの過剰生産能力問題、交渉の成果はまちまち
  • 中国は米銀1行に対し中国本土外での元決済を認める

北京で2日間にわたって行われた米中戦略・経済対話では、中国鉄鋼・アルミニウム産業の過剰生産能力問題で激しく対立したものの、米国での人民元取引や決済の強化に向けた措置で一致した。両国の経済関係の進展を示す一方で、依然埋まらない溝が浮き彫りになった。

  7日に閉幕した同対話で中国側は米国に計2500億元(約4兆円)の投資枠を付与すると表明。また中国は米銀1行に対し、中国本土外での人民元の決済を認める方針。この銀行の具体名は明らかにしていない。ルー米財務長官は人民元市場への参加は「重要な扉」を開くと語った。

  その一方で、中国の過剰生産能力問題の交渉の成果はまちまちだった。ルー長官は鉄鋼に関して「十分な同意」が得られ、協議が「極めて力強い」結果をもたらしたと述べた。しかしアルミニウムに関してはこのような合意に至らず、失望したと語った。

  米中対話には米連邦準備制度理事会(FRB)のフィッシャー副議長も参加し、両国は共同声明で、米金融当局は利上げを実施する見込みであり、「政策を透明かつ、可能な限り予想できるやり方で実行する」と、昨年と同じ文言を繰り返した。

原題:U.S., China Agree on Yuan Role While Sparring on Factories (1)(抜粋)

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