米国株:続伸、S&P500種は過去最高値付近で推移-終盤に失速

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7日の米株式市場ではS&P500種株価指数が続伸。ただ取引終了前の1時間にそれまでの上げのほとんどを失う展開となった。エネルギー株や航空株が特に上げた。一方でヘルスケア株や銀行株は下落した。

  S&P500種は一時、最高値まであと0.5%の水準まで上げていた。この日は石油会社のシェブロンとエクソンモービルが高い。ブルームバーグ米航空株指数はこの2カ月で最大の上げ。ジェットブルー・エアウェイズが国内線の運賃を片道当たり3ドル引き上げたことから、他の航空会社も追随するとJPモルガン・チェースが指摘した。一方でバイオジェンが急落するなどヘルスケア株は軟調な展開。バイオジェンは多発性硬化症治療薬の臨床試験で主要評価項目を達成しなかったことが嫌気された。

  S&P500種株価指数は前日比0.1%高の2112.13。これは終値ベースで昨年7月以来の高値。一時は0.5%上昇していた。ダウ工業株30種平均は17.95ドル(0.1%)上げて17938.28ドル。一時は4月以来で初めて1万8000ドルを上回る場面もあった。

  ウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズの株式ストラテジスト、ジーナ・マーティン・アダムズ氏はブルームバーグテレビジョンのインタビューで、「世界的な視点から米国株を見ると、これだけの高値に達する、もしくは接近するのはかなり驚くべきことだ」と指摘。「ただ先を見通した場合、次の成長源を見つけるのに苦慮してしまう。足かせ要因はもう消えたかもしれないが、成長はどこから来るのだろうか。その結果、相場は横ばいとなるだろう。投資コミュニティーのリスク寛容度は非常に限られているからだ」と続けた。

ニューヨーク証券取引所のトレーダー

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

  この日はエネルギー株が最も大きく上げ、昨年11月以来の高値となった。原油相場の上昇が手掛かり。エネルギー省が8日に発表する週間在庫統計では3週連続での在庫減少が予想されている。S&P500種エネルギー株指数の構成銘柄では3銘柄を除き全てが上昇した。

  S&Pスーパーコンポジット住宅建設指数も上昇。パルトグループは同社株式をヘッジファンド運営会社エリオット・マネジメントが取得したと発表した。 同業のレナー、トール・ブラザーズも上昇した。

原題:U.S. Stocks Advance With S&P 500 Trading Near All-Time High(抜粋)

(第5段落以降を追加し、更新します.)
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