米国債:反発、欧州債につれ高-3年債落札利回りは3月来高水準

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7日の米国債相場は反発。3年債入札(規模240億ドル)の落札利回りが3月以来の高水準となったものの、欧州国債の上昇につれて買いが入った。

  ドイツ10年債利回りが過去最低に低下する中、米10年債利回りも低下した。3年債は入札前取引が示唆する価格よりも安い水準で落札された。プライマリー ディーラー(政府証券公認ディーラー)以外の直接入札の割合は2009年以降で最低となった。ストーン・アンド・マッカーシー・リサーチ・アソシエーツはこれについて、「弱い需要」を示唆していると指摘した。投資家が金利上昇リスクを相場が示唆するよりも高く認識している可能性を示している。

  3日発表の雇用統計が予想よりも弱い内容となり、来週の連邦公開市場委員会(FOMC)会合での利上げ確率はゼロとなった。

  FTNファイナンシャルの金利戦略責任者、ジム・ボーゲル氏は入札後に顧客向けに書いたリポートで、「割高な相場が今朝、さらに割高になり、買いが控えられた」と指摘した。

  この日を含め今週の入札での発行総額は560億ドル。先月の大規模な入札では過去最高の需要を集めた。フィッチ・レーティングスによると、マイナス利回りとなっているソブリン債の総額は全世界で10兆ドルを超えており、米国債の需要が高まっている。

  ブルームバーグ・ボンド・トレーダーのデータによると、ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは前日比2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.71%。同年債(表面利率1.625%、償還2026年5月)価格は99 5/32。

  3年債入札の最高落札利回りは0.930%。入札前取引の入札締め切り直前の利回りは0.928%だった。

  米財務省は8日に200億ドル相当の10年債、9日に120億ドル相当の30年債入札を実施する。

  先月実施された2年、5年、7年の入札ではそれぞれ落札価格が入札前取引の示唆する水準を上回った。TDセキュリティーズのデータによれば、2010年以降の入札実施週でそうなったのはわずか12%。

  ブルームバーグがまとめたデータによると、金利先物市場は7月の利上げ確率を20%、今月の利上げ確率をゼロと示唆している。5月の雇用統計が発表される前日には6月の利上げ確率は22%、7月は55%となっていた。

原題:Treasuries Climb as U.S. Sells $24 Billion of Three-Year Debt(抜粋)

(第5段落以降を追加し、更新します.)
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