欧州株:2週ぶり大幅高、銀行株高い-FRB議長発言と景気拡大兆しで

7日の欧州株式相場は2週間ぶりの大幅上昇となった。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が米景気への信頼をあらためて表明した上で、拙速な利上げはしないと示唆したことが背景。欧州の景気に進展の兆しが表れたことも相場を後押しした。

  指標のストックス欧州600指数は前日比1.1%高の346.26で終了。西欧市場の主要株価指数の中で、ドイツのDAX指数の上げが目立った。投資回復を手掛かりに同国の鉱工業生産が4月に増加に転じたことが好感された。欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が発表したユーロ圏の1-3月期域内総生産(GDP)成長率(確定値)は従来の見込みを上回った。

  TFグローバル・マーケッツの市場アナリスト、ナイーム・アスラム氏は「イエレン議長の前日の講演で、6月利上げが排除されたことが分かった」と発言。「ユーロ圏の経済状況は改善しつつある。ドイツ鉱工業生産のデータもセンチメント改善に役立った」と語った。

  ギリシャのアテネ総合指数は2.3%上昇と、西欧市場で最大の値上がりを記録。EUの行政執行機関である欧州委員会が、救済プログラムの見直し完了に必要な措置を同国が講じつつあると評価した。イタリアのFTSE・MIB指数は2%高。銀行が買われ、ポポラーレ・ディ・ミラノ銀行(BPM)は7.6%上昇した。

  原油高を背景にフランスのトタルと英蘭系ロイヤル・ダッチ・シェルがそれぞれ3%強上げるなど、石油・ガス銘柄はストックス600指数の業種別19指数の中で上昇率が首位だった。スウェーデンのルンディン・ペトロリウムは2013年以来の高値を付けた。周辺国を中心に銀行株も堅調だった。

原題:Europe Shares Rise on Yellen’s U.S. Reassurance, Signs of Growth(抜粋)

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