中国、米国に4兆円相当の人民元投資枠を付与-香港に次ぐ規模

  • 米国へのRQFII投資枠付与は初めて
  • 北京で米中戦略・経済対話が2日間の日程で開催された

中国は人民元適格外国機関投資家(RQFII)制度の下で米国に2500億元(約4兆円)の投資枠を付与した。RQFII投資枠としては香港に次ぎ2番目に大きな規模となる。人民元の海外利用を拡大するとともに、中国本土への資本呼び込みが狙い。

  中国人民銀行(中央銀行)の易綱副総裁が7日、北京での記者会見で発表した。北京では6日から2日間の日程で米中戦略・経済対話が開かれていた。中国がRQFII投資枠を米国に付与するのはこれが初めて。易副総裁は「人民元の国際化全体のプロセスにおいて、市場の需要が支配的な役割を果たすと考えている」と述べた。

  米中対話に参加するため北京を訪れたルー米財務長官は7日、昨年秋の習近平中国国家主席訪米での成果に基づき、米中両国は「米国での人民元取引・決済機能を強化するため民間セクター向けの政策枠組みで合意した」と述べ、「これが米金融・企業セクターの競争力を支え、米投資家の中国本土資本市場へのアクセス改善を後押しする」と指摘した。

  易副総裁は将来的には米国に人民元決済のネットワークができるだろうと言及。中国の汪洋副首相は、米中から銀行1行ずつが人民元の決済銀行として選ばれたと語った。

原題:China Gives First Investment Quota to U.S. to Boost Yuan Use (1)(抜粋)

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