7月の米利上げ確率、ゴールドマンは40%と予想-議長発言で判断

  • 市場が現在織り込む確率は22%
  • ゴールドマン、来週のFOMCでは金利据え置き見込む

米金融当局が7月に利上げに踏み切る確率について、ゴールドマン・サックス・グループは40%とする見方を示した。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が年内の追加利上げの可能性を残したためで、債券市場が織り込む確率の約2倍となっている。

  ゴールドマンのチーフエコノミスト、ジャン・ハッチウス氏らは顧客向けリポートで、3日に発表された5月の雇用統計が期待外れの数字だったにもかかわらず、イエレン議長が6日の講演で米経済に楽観的な展望を示したと指摘した。

  イエレン議長の発言を受けて、米10年債利回りは2週間ぶりの大幅低下となった。議長は米経済は前進しているとしつつも、追加利上げの時期には言及しなかった。ゴールドマンのリポートによれば、米金融当局は今月14 、15両日の連邦公開市場委員会(FOMC)で金利据え置きを決める見通し。

ジャン・ハッチウス氏(2011年)

Photographer: Daniel Acker/Bloomberg

  大和住銀投信投資顧問で債券運用を担当する片山恵氏は、米国の基本的なマクロ経済情勢は極めて堅調だとコメント。イエレン議長は7月にも利上げしたい意向と考えられるとした上で、米国債相場は次の米雇用統計発表までほぼ変わらずで推移するが、最終的には利回りは上昇するだろうと語った。

  ブルームバーグが先物取引を基にまとめたデータでは、年末までの米利上げ確率は現在61%と、1カ月前の53%から上昇。7月の確率は約22%となっている。2月11日時点は2%だった。  

原題:Yellen Takes Away Bond Punch Bowl as Hatzius Sees 40% July Odds(抜粋)

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