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ギリアドの支払い義務認めた評決を米地裁が破棄-メルクとの特許訴訟

  • ギリアドにはメルクに対する2億ドル支払い義務との認定が無効に
  • ギリアドの「ソバルディ」「ハーボニー」はC型肝炎薬市場を席巻

C型肝炎治療薬に関連する特許を侵害されたとして米メルクが米ギリアド・サイエンシズを相手取って起こした訴訟で、米連邦地裁の判事は6日、ギリアドにはメルクに対して2億ドル(約215億円)の支払い義務があると認定した陪審評決を破棄した。

  カリフォルニア州サンノゼの連邦地裁のベス・ラブソン・フリーマン判事は、3月の審理とその前に行われた元メルク科学者による不誠実で虚偽の証言が陪審の判断を左右したと結論付けた。メルクは同社科学者による初期段階の研究成果がギリアドのC型肝炎治療薬「ソバルディ」「ハーボニー」の開発につながったと主張し、陪審がこれを認める判断を下していた。

  フリーマン判事は、元科学者の証言がでっち上げだったと指摘するとともに、メルクも元科学者による「不誠実な行為」を支持したと述べた。

  今回の判事の判断により、ギリアドは2013-15年に米国内でC型肝炎治療薬の販売で得た200億ドル余りの売り上げについて、メルクへのロイヤルティー(特許使用料)支払い回避を正当化できることになる。

  メルクは電子メールで、判事の決定は「この訴訟における事実を反映していない」として控訴する考えを示した。

  ギリアドは「裁判所がメルクの特許にはギリアドに対する法的強制力がなく、メルクに損害賠償を受け取る資格はないと判断し、ギリアドの主張を認めたことに満足している」と電子メールでコメントした。

原題:Merck’s Patent Win Over Gilead Reversed Over False Testimony (2)(抜粋)

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