エバーブライト、中国ヘッジファンド1本を閉鎖-運用成績が急降下

  • 別のストラテジーを採用する中国ファンドに資金を移管
  • 背景には中国株に対する同社の弱気な見方-上昇の潜在力弱い

香港に本社を置く資産運用会社の中国光大(チャイナ・エバーブライト)は、中国に重点投資するヘッジファンド1本を閉鎖する。中国本土の株式相場が昨年、大幅に下げたことを受け、運用成績が低迷した。同社の運用資産は50億ドル(約5400億円)余り。

  中国光大の傘下部門であるチャイナ・エバーブライト・アセッツ・マネジメントのマネジングディレクター、キース・ウー氏は、中国光大が株式ロング・ショート戦略を採用する「エバーブライト・ダイナミック・オポチュニティーズ・ファンド」(運用資産3000万ドル)から資金の半分をロングオンリー(買い持ちのみ)の「エバーブライト・チャイナ・フォーカス・ファンド」(同5000万ドル)に移したことを明らかにした。

  ウー氏によると、ダイナミック・ファンドの昨年のリターンはマイナス16%。2014年のプラス24%から一転してマイナスに沈んだことで、株式ファンドを統合して運用成績が相対的に良好なストラテジーに集中する決定に至ったという。チャイナ・フォーカス・ファンドのリターンは、14年1月のスタート時から今年4月末までで年率プラス27%。両ファンドのストラテジーに重なる部分があったことも、今回の判断の一つの理由だったとウー氏は述べた。

  中国光大のファンド統合の背景には、中国株式相場に対する同社の弱気な見方がある。ウー氏は、昨年の相場急落を受けて投資家は慎重姿勢を崩しておらず、中国株式相場は現在、上昇の潜在力が弱まっていると指摘した。

原題:Everbright Shuts China Hedge Fund After Returns Stumble in Rout(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE