【個別銘柄】好決算ピジョン急騰、住友精化が大幅高、クミアイ化急落

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7日の日本株市場で、株価変動材料のあった 銘柄の終値は次の通り。

ピジョン(7956):前日比14%高の3400円。2016年2-4月期営業 利益は前年同期比3.8%増の37億3200万円だったと6日に発表。インバ ウンド需要を背景に哺乳瓶やベビーカーの売り上げが拡大した。クレデ ィ・スイス証券では増益は想定外だったとし、中国事業の正常化が早 く、ポジティブ・サプライズと評価した。

三井化学(4183):5%高の421円。メリルリンチ日本証券は6日 付で投資判断を「アンダーパフォーム」から「買い」に2段階引き上げ た。新たな目標株価は530円。石油化学事業の好調でコンセンサスを上 回る業績が展望されるとした。同証による17年3月期経常利益予想 を550億円から700億円に上方修正。会社計画は620億円。

住友精化(4008):9%高の596円。東洋証券の佐藤三四郎アナリ ストは6日の住友精化の説明会で、高吸水性樹脂(SAP)市況は1- 3月期に底打ちしたとの見方が会社側から示され、これを受け主力の SAP事業が今後改善していくとの期待感が強まったと電話取材で述べ た。SAP事業を手掛ける日本触媒(4114)も4.7%高の6720円。

クミアイ化学(4996):11%安の830円。15年11月-16年4月期の 営業利益は34億円と従来計画を15%下回ったもようと7日正午に発表。 円高進行による影響や国内販売が低調だったことが響いた。16年10月期 営業利益計画を45億円から前期比14%減の32億円に下方修正。

日本化薬(4272):5%安の1054円。野村証券は6日付で目標株価 を1200円から1100円に引き下げた。薬価下落の影響や機能化学品の苦戦 を織り込み、17年3月期営業利益予想を220億円から会社計画と同じ180 億円に下方修正した。7-9月期に発表が予定されているナノDDS製 剤「NK105」の臨床試験第3相試験結果が待たれるとした。投資判断 は「中立」継続。

荏原(6361):5.2%高の567円。SMBC日興証券は6日付で投資 判断を「中立」から「アウトパフォーム」に、目標株価を500円から680 円に引き上げた。ポンプ事業の採算改善は想定以上と指摘、17年3月期 の営業利益予想を303億円から386億円に、18年3月期を325億円から393 億円に上方修正した。

コマツ(6301):3.3%高の1940円。SMBC日興証券は6日付で 目標株価を1700円から1800円に引き上げた。会社側の今期為替前提は1 ドル=105円、1ユーロ=119円、1人民元=16.2円と保守的なため営業 利益は1630億円と会社側の計画1500億円を上回る可能性が高いとした。

富士電機(6504):3%高の449円。みずほ証券は6日付で投資判 断を「中立」から「買い」、目標株価を550円から600円に引き上げた。 重電大手4社では唯一、今期営業利益で過去最高益の更新が見込めると 評価。火力発電分野やスマートメータがけん引し発電・社会インフラ事 業が拡大するほか、中国自動販売機の好調などで食品流通事業も伸びる と分析した。

ホットリンク(3680):100円(16%)高の721円でストップ高。中 国IT大手テンセント傘下のWeChat Pay事業部と日本インバウンド市場 でのプロモーションで協業を開始することについて覚書を締結、訪日中 国人向けのプロモーション支援や店舗などでの「WeChat Pay」導入を促 進し決済時の利便性を高める計画。

ヘリオス(4593):400円(21%)高の2301円でストップ高。理化 学研究所などは6日、他人のiPS細胞から育てた細胞を目の難病患者 に移植する臨床研究を始めると発表。野村証券ではiPS細胞を用いた 再生医療の産業化へ向けて大きな前進が期待されると指摘した上で、ヘ リオスが進めるiPS細胞を用いた加齢黄斑変性治療薬の開発に追い風 となる可能性があるとした。

学情(2301):7.1%高の1172円。15年11月-16年4月期営業利益 は前年同期比71%増の5億4700万円だったと6日に発表。大学卒業予定 者向けの「就職博」が好調に推移したほか、20代の若手人材専門就職サ イト「Re就活」の売上高も順調に伸びた。

DMG森精機(6141):3.9%高の1281円。野村証券は6日付で目 標株価を1140円から1380円に引き上げた。出資比率を76%へ高めたドイ ツ子会社との統合効果や北米の直販化などが17年12月期に成果を生み始 めるポテンシャルがある、と指摘。16年12月期の営業利益は会社計画と 同じ250億円、17年12月期は285億円と見込んだ。

あさひ(3333):7.3%安の1580円と続落。6日午後1時に発表し た5月度の既存店売上高は、客数減少が響き前年同月比6.4%減となっ た。前年水準を下回るのは15年9月以来、8カ月ぶり。発表後の6日終 値は2.4%安の1705円だった。

鳥貴族(3193):7%安の2076円。いちよし経済研究所は6日付で 投資判断を「買い」から「中立」に、フェアバリューを3000円から2700 円に引き下げた。今期に入り出店数が増加、新店にかかる経費などが増 加しているとして、16年7月期営業利益予想を18億円から14億円(会社 計画13億8400万円)に下方修正した。

すかいらーく(3197):2.8%安の1266円。5月のグループ合計の 既存店売上高は前年同月比3.6%減だったと6日に発表した。主力の 「ガスト」が同4.8%減と落ち込んだ。JPモルガン証券は客数減少な どで既存店販売が同証想定をやや下回って推移しているとし、投資判断 を「オーバーウエート」から「中立」に、目標株価を1600円から1480円 に引き下げた。

日本光電(6849):2.6%安の3055円。SMBC日興証券は6日付 で「中立」から「アンダーパフォーム」に引き下げた。今期の低い増益 率を考慮すると株価は割高と分析。同社の主要顧客である国内急性期病 院は16年の診療報酬改定で経営が厳しくなることが予想され、投資が鈍 化するとした。同日付で三菱UFJモルガン・スタンレー証券も投資判 断を「オーバーウエート」から「中立」に引き下げた。

大幸薬品(4574):2.9%高の1588円。家庭用殺虫剤などを手掛け るアース製薬(4985)と資本業務提携すると6日に発表。感染予防と衛 生管理に対する関心と需要が高まっていることなどが背景で、大幸薬品 はアース製薬を割当先として発行済み株式総数の5.78%に当たる自己株 を譲渡する予定。

JVCケンウッド(6632):4.5%安の254円。クレディ・スイス証 券は6日付で目標株価を320円から260円に引き下げた。費用の増加など を理由に17年3月期営業利益予想を78億円から会社計画と同じ48億円に 下方修正した。当面株価は停滞するとみて投資判断「中立」を継続。

東海理化(6995):4.9%安の1763円。みずほ証券は6日付で目標 株価を2450円から2000円に引き下げた。17年3月期は円高進行に加え、 将来成長に向けた研究開発費など固定費が重いと指摘し、営業利益予想 を324億円から276億円に下方修正した(会社計画は260億円)。

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