中国株式市場の低調、経済成長の重しに-ブーム時のけん引役から一転

中国では株式ブームが2015年の前半まで続き、金融サービスが減速しつつある景気に刺激を与えた。しかし、その後株価は急落し、新規株式公開(IPO)の件数も急減した。

  輸出需要の弱さや鉄鋼・石炭業界の過剰生産能力といった中国経済が抱える難題に加えて、国内金融セクターが経済成長に与えるプラス効果の低下が新たな問題になりつつある。

  ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)によれば、昨年の中国経済成長率は6.9%だったが、金融セクターが全体の1.2ポイントを占めた。今年1-3月(第1四半期)は、この寄与度が0.8ポイントに低下。4-6月(第2四半期)は、中国本土株のブームがピークに達した前年同期との比較で、さらに寄与度が落ち込むとBIは予想している。

  ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)の大中華圏担当チーフエコノミスト、胡志鵬氏(シンガポール在勤)は「株式市場の軟化は中国経済のリバランスと成長モデル転換の進展を遅らせる可能性がある。少なくとも今年については国内総生産(GDP)成長率の妨げになるだろう」と述べた。

原題:Boom-Bust in China’s Equity Market Leaves an Economic Hangover(抜粋)

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