金属取引手数料もっと安く-LME前CEOが代替取引所の可能性模索

  • ブローカーとLME前CEO、新プラットホームの選択肢を検討
  • LMEの手数料構造や一般的な姿勢に対し不満高まっているとの見方

世界最大の金属取引所、ロンドン金属取引所(LME)は取引高の減少と規制強化に直面しているが、新たな課題を抱えるかもしれない。それは競争の激化だ。

  LMEの香港取引所への身売りを指揮したマーティン・アボット前最高経営責任者(CEO)が、LMEの代替取引所について調査するブローカーのグループを率いている。同氏は先週のインタビューで、取引手数料が高くなり過ぎ、金属市場と利用者の間が「途絶」されていることに対する懸念がLMEを利用するブローカーらの間で強まっていると指摘した。

  英キングダム・フューチャーズのディレクター、マルコム・フリーマン氏は「LMEとその手数料構造や一般的な姿勢について、私から見てこれまで以上に不満が高まっているのは確かだ」と説明。「多くの顧客にとってLMEの代替を検討する必要があるようだ」と述べた。同氏は30年余りにわたって金属事業に携わっている。

Martin Abbott

Photographer: Jerome Favre/Bloomberg *** Local Caption *** Martin Abbott

  LMEは2012年に身売りするまで会員によって保有され、事業戦略は利益の最大化より会員にとっての利益に重点を置いていた。ギャリー・ジョーンズCEO率いる新体制では、手数料引き上げや新たなタイプの利用者を引き込むなど、商業面の運営に重点を移すことを目指している。また、LMEは、商品取引規制の強化を求める声が高まる中、倉庫関連規制を整備した。

原題:Quest for Cheaper Metals Trading Drives Talks to Start LME Rival(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE