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米パイン・リバー、16億ドルの債券ヘッジファンドを閉鎖へ

  • 運用者の1人、スティーブ・クーン氏の引退に対応
  • 顧客にパイン・リバーの旗艦ファンドへ投資する選択肢を付与

パイン・リバー・キャピタル・マネジメントは16億ドル(約1720億円)規模の債券ヘッジファンドを閉鎖する。共同マネジャーの1人であるスティーブ・クーン氏が資金運用から退くと発表したことを受けた措置だと顧客向け書簡で明らかにした。

  ブライアン・テイラー最高経営責任者(CEO)は同書簡で、8年前に設定された同ファンドが清算され、資金は顧客に返還されると説明した。投資家は同社の旗艦ファンド「パイン・リバー・ファンド」(運用資産37億ドル)の運用資産価値が以前のピークを越えるまでは、成功報酬の支払いをせずに同ファンドに投資することができる。

  事情に詳しい関係者1人によると、閉鎖される債券ヘッジファンドの5月のリターンはプラス1%程度となり、今年のリターンはマイナス2.6%に持ち直した。旗艦ファンドの5月のリターンは約プラス2%で、年初来ではマイナス1.3%だったという。

  クーン氏は4月、8年前に移籍した同社を退社して慈善事業に専念するためマネーマネジャーとしての役割を退く考えを示していた。書簡によれば、同債券ヘッジファンドの運用管理に携わっている残り3人のマネジャーらはパイン・リバーにとどまる。

  同ファンドの閉鎖はロイター通信が6日に先に報じた。パイン・リバーの外部広報担当はコメントを控えた。

原題:Pine River to Shut $1.6 Billion Credit Fund After Kuhn Retired(抜粋)

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