欧州債:スペイン債が下落、独債とのスプレッド拡大-総選挙など控え

6日の欧州債市場ではユーロ圏の高債務国の国債が下落し、ドイツ国債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)が拡大した。今月は23日に英国の欧州連合(EU)残留・離脱の是非を問う国民投票、26日にスペイン総選挙が控えていることが意識された。

  スペイン10年債は3営業日ぶりに値下がりし、ドイツ国債に対するスプレッドはここ3週間の最大に広がった。イタリアとポルトガルの国債も下げた。最近公表された2つの世論調査で、英国民投票で離脱賛成に投票するとの回答がいずれも残留支持を上回った。

  DZ銀行(フランクフルト)の債券ストラテジスト、クリスティアン・レンク氏は英国民投票とスペイン総選挙が迫りつつあるこうした状況が「総じて市場の緊張感をやや高めている」と指摘。「これがユーロ圏の信用力が高い国の国債を後押ししている。こうした状況は向こう数日から数週間にかけて続く公算がかなり大きい」と語った。

  ロンドン時間午後4時7分現在、スペイン10年債利回りは前週末比6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.53%。3日までの2営業日で3bp下げていた。同国債(表面利率1.95%、2026年4月償還)価格はこの日、0.57下げ103.83。イタリアの2026年6月償還債の利回りは6bp上げ1.48%。

  欧州債の指標とされるドイツ10年債利回りは1bp上昇の0.08%。3日には0.065%まで下げ、2015年4月以来の低水準を付けた。スペイン国債とのスプレッドは一時145bpと、先月17日以来の大きさに膨らんだ。

原題:Spanish Bonds Drop With Italy’s as Elections, Brexit Vote Loom(抜粋)

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